各務原市「たんとんくらぶ®」| 2013年10月号掲載

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浅野健司新市長に母校・蘇原中学校の生徒がインタビュー

各務原市の現在、そして未来

昭和38年、4町が合併して誕生した各務原市。
市制施行からちょうど50周年にあたる2013年の5月、
浅野健司氏が第5代目市長に就任しました。
市長の出身校である蘇原中学校の生徒が浅野市長にインタビュー。
これからの各務原市について考えてみましょう。

■市民との対話を通じて
各務原市の実情を肌身で感じる
-各務原市を笑顔があふれる、<br />皆が幸せになるまちにするためには?<br />五島 各務原市にある商店街は、シャッターが下りているところが多く寂しいです。商店街が活性化すれば各務原市がもっと元気になる気がします。<br />市長 まちが発展していく上で商店街が重要な立場を担う、と私も考えております。また、市制50周年を記念し、11月にテレビ放映されるオリジナルドラマでは、各務原市の商店街がPRされるよう働きかけました。これからも商店街の方々からいろいろな意見をいただきながら、ともに盛り上げていきたいと考えております。<br />荒川 ニンジンが特産物として有名ですし、各務原キムチも人気が出ています。これらを全国的にもっとPRしても良いのでは。<br />市長 市役所秘書広報課の若手職員と、インターネットを活用したさまざまなツールを使って効果的に情報を広げていこうと、話し合っているところです。各務原市には魅力溢れる人が多く、「人」も財産だと考えています。そういった方々にどういう風に活躍していただくかを考えています。皆さんからも「各務原市がどうなると良いか」というアイデアをいただきたいと思っております。

インタビュー後に執務室に招かれた4 人。
この後、市長が座る椅子に腰をおろし、
ひと時の市長気分を味わいました

-浅野市長が就任されたのは今年5月20日。就任されてから4カ月(取材時)ほどが経過しましたが、現在のお気持ちはいかがですか。
市長 それまでに3期12年間経験した市議会議員と市長の職務・職責の違いを改めて感じています。もっとも大きく違うのは市長には提案の決定権があるということです。市民の皆さんの意見を参考に、議会に提案し、議員の皆さんに審査をしていただきながら決定していきます。今後の各務原市に直接つながっていきますので、市長の責任はなお一層大きい。それだけに大きな期待を受けているのも感じています。
-浅野市長は市民との対話を大切にされていますね。
市長 市民の皆さんと対話する機会をいただき、どういったことに不安・不満を感じているのかをお聞きできました。このまちが抱えている課題について深く考える4カ月間になったと思います。
-浅野市長が「市長になりたい」という気持ちをお持ちになったのは、本日インタビューする蘇原中学校の皆さんと同じ年頃だとお聞きしました。どのような生徒でしたか。
市長 ごくごく普通の生徒でした。生徒会長を経験したわけでもありません。ただ、勉強はそこそこ、遊びと部活動は一生懸命頑張りました。特に友達作りに関しては人一倍頑張りました。
当時はひと学年に約450人と、とても子どもが多い時代でした。一人ひとりの顔と名前を一致させたいという思いから、仲間との会話を心掛けていました。
-市長になるまでに、どのような努力や苦労がありましたか。
市長 市長の立候補は25歳からできますが、まちのことを全然知らない市長では市民の皆さんを困惑させてしまいます。そのため、まずは市議会議員になってこのまちのことを深く知ろうと考え、28歳の時に市議会議員に立候補し、初当選しました。選挙では仲間に支えていただかなければなりません。選挙では同級生だけではなくさまざまな方々にお力添えをいただいたと感謝しております。
■商店街を活性化するには?
ニンジンやキムチを全国へ
-各務原市を笑顔があふれる、
皆が幸せになるまちにするためには?
五島 各務原市にある商店街は、シャッターが下りているところが多く寂しいです。商店街が活性化すれば各務原市がもっと元気になる気がします。
市長 まちが発展していく上で商店街が重要な立場を担う、と私も考えております。また、市制50周年を記念し、11月にテレビ放映されるオリジナルドラマでは、各務原市の商店街がPRされるよう働きかけました。これからも商店街の方々からいろいろな意見をいただきながら、ともに盛り上げていきたいと考えております。
荒川 ニンジンが特産物として有名ですし、各務原キムチも人気が出ています。これらを全国的にもっとPRしても良いのでは。
市長 市役所秘書広報課の若手職員と、インターネットを活用したさまざまなツールを使って効果的に情報を広げていこうと、話し合っているところです。各務原市には魅力溢れる人が多く、「人」も財産だと考えています。そういった方々にどういう風に活躍していただくかを考えています。皆さんからも「各務原市がどうなると良いか」というアイデアをいただきたいと思っております。
■勤労青少年運動場の改修
寺子屋事業スタート
-スポーツや教育について、何か質問はありますか。<br />生越 ホッケーが盛んに行われている各務原市ですが、学校の部活動や企業のスポーツ団体に対しては、どのようなサポートを計画していますか。<br />市長 まずは、勤労青少年運動場を総合運動公園として整備していきます。来年度から工事に入り、完成後はさらに活動しやすい環境ができることとなります。また、いろんなスポーツ団体への助成金を増やしたり、学校の部活動がしやすい環境整備もしっかりと計画を立てて実施していきます。さらに、高齢者の方々にもスポーツを通して体力作り・体力維持をしていただきたい、スポーツを愛する人との交流を大切にしていただきたいと考えています。<br />村瀬 今後の教育方針について、どのようなことを取り入れていきますか。<br />市長 今年度、市内の6つの小学校で試行的に「寺子屋事業」をスタートさせました。地域の方や元教員、大学生といった方々の力を借り、小学校3年生から5年生を対象とした放課後の学習室を開いています。教科は主に算数です。算数は一度つまずくと、それ以降の学習への意欲まで下がってしまうこともあるので、基本を確実に身につけてもらうことを目的としています。<br />来年度、本格的に全小学校で取り組んでいきます。また、中学校では、基礎基本の徹底や生徒の家庭での学習が定着するよう先生方が協力して問題集をつくり全生徒に配布しました。基礎の徹底が応用力につながり、より学力が向上すると思っております。タブレット端末等を使ったICT教育に関しても小中学校2校で試験導入しています。授業での活用効果などを研究したうえで、 全学校に導入していく考えです。<br />村瀬 いじめ問題に関しては、どのような対策や解決策を考えていますか。<br />市長 各小中学校の先生方、教育委員会、そして地域の方々にご協力をいただきながら、できる限りいじめが起きない環境作りをしていきたいと考えています。市内全ての幼稚園、保育所、小中学校を訪問し、不登校、給食のアレルギー、いじめ、学力の格差といった課題点や改善点を確認してきました。まずは課題をクリアにするところからスタートしていきたいと思います。<br />荒川 いちょう通りに信号機のない横断歩道があります。覆い繁った木などがたくさんあって車が見えないので、危ない時があります。近くには福祉センターや公園があり、多くの年配者や子どもが道路を渡ります。<br />市長 信号機や横断歩道などの設置は公安委員会の管轄です。自治会から市に要望が上がり、警察署へと提出します。県内には他にも危険個所がありますから、全県をみて判断され、優先順位の高いところから予算が割り当てられます。木に関しては、この9月の予算に組み込み、市内全域にわたってチェックをし、見通しが良くなるよう対応していきます。その他、ガードレールの設置や路面のカラー舗装を行うなど、通学路の安全確保に努めていきます。

蘇原中学校の皆さんを引率してきた恒川淳先生は、
浅野市長が中学1 年生の時の技術の先生。
まちの未来が笑顔と希望に溢れた明るいもの
となるよう約束し、固く握手を交わしました

-スポーツや教育について、何か質問はありますか。
生越 ホッケーが盛んに行われている各務原市ですが、学校の部活動や企業のスポーツ団体に対しては、どのようなサポートを計画していますか。
市長 まずは、勤労青少年運動場を総合運動公園として整備していきます。来年度から工事に入り、完成後はさらに活動しやすい環境ができることとなります。また、いろんなスポーツ団体への助成金を増やしたり、学校の部活動がしやすい環境整備もしっかりと計画を立てて実施していきます。さらに、高齢者の方々にもスポーツを通して体力作り・体力維持をしていただきたい、スポーツを愛する人との交流を大切にしていただきたいと考えています。
村瀬 今後の教育方針について、どのようなことを取り入れていきますか。
市長 今年度、市内の6つの小学校で試行的に「寺子屋事業」をスタートさせました。地域の方や元教員、大学生といった方々の力を借り、小学校3年生から5年生を対象とした放課後の学習室を開いています。教科は主に算数です。算数は一度つまずくと、それ以降の学習への意欲まで下がってしまうこともあるので、基本を確実に身につけてもらうことを目的としています。
来年度、本格的に全小学校で取り組んでいきます。また、中学校では、基礎基本の徹底や生徒の家庭での学習が定着するよう先生方が協力して問題集をつくり全生徒に配布しました。基礎の徹底が応用力につながり、より学力が向上すると思っております。タブレット端末等を使ったICT教育に関しても小中学校2校で試験導入しています。授業での活用効果などを研究したうえで、 全学校に導入していく考えです。
村瀬 いじめ問題に関しては、どのような対策や解決策を考えていますか。
市長 各小中学校の先生方、教育委員会、そして地域の方々にご協力をいただきながら、できる限りいじめが起きない環境作りをしていきたいと考えています。市内全ての幼稚園、保育所、小中学校を訪問し、不登校、給食のアレルギー、いじめ、学力の格差といった課題点や改善点を確認してきました。まずは課題をクリアにするところからスタートしていきたいと思います。
荒川 いちょう通りに信号機のない横断歩道があります。覆い繁った木などがたくさんあって車が見えないので、危ない時があります。近くには福祉センターや公園があり、多くの年配者や子どもが道路を渡ります。
市長 信号機や横断歩道などの設置は公安委員会の管轄です。自治会から市に要望が上がり、警察署へと提出します。県内には他にも危険個所がありますから、全県をみて判断され、優先順位の高いところから予算が割り当てられます。木に関しては、この9月の予算に組み込み、市内全域にわたってチェックをし、見通しが良くなるよう対応していきます。その他、ガードレールの設置や路面のカラー舗装を行うなど、通学路の安全確保に努めていきます。
■環境教室の開講
岐阜県広域防災センターでの災害体験
-環境や災害については?
生越 今年の夏はとても暑かったので、体調管理に気を付けました。温暖化も原因にあると思います。市として環境保全のためにどのようなことに取り組んでいますか。
市長 公共施設に太陽光パネルを取り付けることで、新エネルギーを活用するための導入促進を行っています。補助金を出すなど、一般住宅への太陽光パネルの取り付けも推進しています。また、庭木の枝を切ったりすることで発生する緑ゴミをバイオマス燃料として活用し、処理するゴミを削減しながらエネルギーを生み出すという取り組みも行っています。もっと環境について知っていただくために、子どもたちが参加できる環境教室も開いています。
村瀬 蘇原中学校では耐震工事が進んでいますが、今後発生するかもしれない東海地震について、市はどのような地震対策を考えていますか。
市長 東海地震に限ったことではなく、全ての災害について対策を考えていかなければなりません。市内の各小学校区ごとに一次避難所を設け、食糧や発電機、浄水器などを配備しています。災害時には近隣に住む市の職員が一次避難所へ参集し、対応します。
今年は中止になりましたが、総合防災訓練を年に1度行い、皆さんに防災に対する意識を持っていただく機会としています。川島にある岐阜県広域防災センターではさまざまな地震体験などができます。ぜひ一度、体験していただきたいですね。
-浅野市長が描くこのまちの将来と、未来を担う中学生の皆さんの思いを語り合う有意義な対談になりました。本日はありがとうございました。  (敬称略)

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